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EIGOGEKI through life ~”英語劇” が繋げる出会い ”英語劇” で広がる世界~

去る2/9(金)。

毎年恒例の大阪府立佐野高等学校
国際教養科 国際教養講座
の一環で

一年間の英語表現
そしてクラス・国際教養科の集大成として
英語ミュージカルに取り組み発表する

といったプロジェクトの最大のお手伝い

生徒さんたちの本番サポートをさせて頂きました。


当劇団描き下ろしの脚本の為
裏方という選択肢がなく

クラス40人、全員が出演し
全員で仕上げていくプロジェクト。

”全編英語のミュージカル” どころか
”人前で演じるってなに?”

そんな生徒さんもいたかもしれない
怒涛のプロジェクト。


しかし

12月後半のワークショップの時に

人前で大きな声が出せなかった子も

何を表現していいかつかめなかった子も

人前でやる気が出ず

周りに合わせずダラダラしていた子も


本番後には決まって全員が笑顔になり
クラスで思い出の写真を撮って終わる

というようなマジカル・プロジェクトなんです。


このプロジェクトは授業の一環なので
生徒さんたちの成績にも
直接つながるものになります。

我々は教科教育のプロではないので
偉そうにいうことはできませんが

我々側で重きを置いているのは
”劇をやってもらうこと” ではなく

”劇を通して(何かに)気付いてもらうこと”

これにつきます。


演劇をするとなると
脚本が予め限定している世界の中で
前もって準備された自分ではないキャラクターを
演じることが必須となってきます。

自分ではないキャラクターを演じる
  ↓ つまり
”自分が普段やったことのない新しい体感/体験をする”

これが、演劇の面白さであり
演劇が与えてくれる ”気付き” にもなるんです。

一説によると

人間には生まれつき
”知らなかったこと” を
自分の体験から学んでいくという
”学習能力” が備わっています。

同時に人間は生まれた時から
”死” があることだけが決まっています。

この2つが意味することは

知らないことを体験したい学習欲が旺盛
  ↓
しかし、学習欲の欲望のまま体験すると
下手すると ”死” を招いてしまう。

なので、たやすく死を招かないよう
”やったことないことにブレーキがかかるよう”
思考がネガティブに出来ているそうです。

子供の頃は、未体験事項が多かったので
どんどん挑戦し同じだけ失敗もしていましたが

そのお陰で
昨日より今日・今日より明日
新しいことを知り
たくさんたくさん成長することが出来ました。

しかし、大人になればなるほど
人や世間の目を気にし失敗を恐れたり

”やったことはないけどどうせそんなもんやろ”
”そんなん言われんでもわかってるし”
という不確かな根拠で判断したり

ついつい頭でっかちになり
”知らなかったこと”を体験し
成長につなげていける
チャンスを遠ざけてしまいがちです。


しかしこの演劇という媒体では
決められた役を演ることを
無理やり強要されるため
”自分が普段やったことのない新しい体感/体験をする”
という状況に必然的に追い込まれます。

つまり
”知らなかったこと” を体験せざるを得ない
”気付き” への荒療治のようなものです。

体験者から
自分とは違うキャラクターを演じているはずなのに
新しい自分の一面に気付いた
なんて声をよく聞きますが

この演劇のもつambivalentが
我々の凝り固まった人生に
”気付き” と ”成長” を
もたらしてくれるんですね。

そして演劇の中で描かれる世界は
ある種、仮想現実の空間なので
比較的no riskな体験が出来るとも言えそうです。
(そして、ambivalent は、なんというか、人生のテーマのような気がしています。)


高校生のみんなが
何に気付いたかは分かりません。

”本当にこのクラスで出来て良かった”

でも

”あーやっぱり私、こういう演劇みたいなのは苦手だなー”

でもいいんじゃないかなと思います。

やったこともない状態で
”演劇は多分苦手だわ”よりも
実体験を持って言えてる方が
よほど説得力はありますよね。

知らなかったことを
改めて知ることが出来たんだから
それに対する
良い/悪い、すごい/しょうもない
なんて評価は不要でしょう。

言葉にするとやすっぽく
高尚に見える字面でもないですが
シンプルに

”気付けたこと” が すごいこと。

これだけで
自己成長の初めの第一歩を踏み出す
チャンスをつかんでるかもしれないので!

気付くか気付かないか
この差の結果はまさに雲泥の差。

この取り組みで
”気付けたこと” を大事にして
これからもどんどん成長してもらえたらなー。


とカーテンコールで一人一人にスポットライトをあてながら
80人全員に心の中でエールと拍手をおくっていました。

I've heard it said
That people come into our lives
For a reason
Bringing something we must learn
And we are led
To those who help us most to grow
If we let them
And we help them in return
Well I don't know if I believe that's true
But I know I'm who I am today
Because I knew you

"FOR GOOD" - WICKED



英語劇の楽しさを共有してくるぞ!!
と意気込んで行っては

毎度毎度
英語劇の楽しさを教えてもらっている

そんな英語劇が繋いでくれる
あり得ない有難い
そんなご縁に感謝!感謝!!です!!!

大切なものは
ほんと、すぐそばにあるんですね。

佐野高校国際教養科のみんな
ほんとうにありがとう!!!


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晴天にも恵まれ、One Wonderful One Short 楽日でした!!!
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